ちゅんに着せられるエビフライ着ぐるみの作り方です。100均タオルで作れます。
おしりがとんがった尻尾ありバージョンです。
簡単バージョンよりちょっと縫うところがたくさんあります。が、耐久力があがります。形もしっかりします。
もっと楽に作りたい方はこちら↓↓↓
顔まわり、裾が切りっぱなしの工程ガン減らし
簡単バージョンです。
ざっと読むと工程が多くてめんどくさく見えますが、手順通りに進んでいけば完成するように、細かくひとつひとつ記述しています。
ぱっと見て難しそうと断念せずに作ってみてくれるとうれしいです。
作る前に読んでもわからないと思います。
理解しなくていいです。
写真を見ながら進めば作れます。
【材料と道具】
・タオル(ボア、ファー)
・フェルト(頭の飾り用)
・フェルト(裏の顔周り用→フリース、Tシャツ生地でも) ↓
・縫い糸、針、布切りハサミ、マチ針
・洗って消えるチャコペン
【本体のタオル】
タオルで作る場合、ポリエステル素材の物がおすすめです。
ボア生地、ファー生地、フリースなどでも作れます。
↑はボア生地で作ってあります。
タオルの選び方、その他の生地については別記事↓を参照してください。
簡単バージョンでは顔まわりの穴はハサミでくり抜いています。
(←丸く切っただけ 裏布つけて補強→)
ここでは裏布をつけて補強&形を綺麗に作るやり方を載せます。洗濯しても型くずれせず、顔の穴が綺麗に丸くなります。お好きなようにどうぞ。
【裏布に使う布】
裏布にはフェルトをつかいます。
5×7cm程度の切れ端で十分です。
形がしっかりするのでフェルトがおすすめですが、フリース、Tシャツなどのハサミで切っても端がほつれてこない布なら使えます。
【飾りのバリエーション】
頭につける飾りを変えると別のものが作れます。
型紙にはエビフライ、大根の葉、ニワトリのトサカを載せましたが自由に作ってみてください。
背中に挟めば背ビレも付けられます。
では作っていきましょう!!!
【作り方】
型紙はネットプリントで配布しています。
プリント番号はTwitter(@bam65bi)に記載
簡単Ver.とトンガリ尻尾Ver.の型紙が1枚に入っています。今回使うのは右半分の↑のものです。
★★★2021/5/13 工程の順番入れ替え変更しました。
(背中合わせを顔穴の前に移動しました)
作成途中の方は順番変わってますのでご注意ください。作業内容事態に変更はありません★★★
①型紙をできあがり線で切ります。
ペラペラしているので、厚紙にノリで貼ってから切るとタオルに写すときにやりやすいです。Tシャツ買ったら挟まってる厚紙や雑誌の表紙、お菓子やティッシュの空き箱などでも良いです。
ざっくりと切って厚紙に貼ったら、できあがり線で切ります。
裏布と顔の穴は切り抜きます。
私は印を付けやすいように印に切り込みを入れています。
頭のタック(↓の三角の部分)はタオルの場合作らなくても形が同じなので省略します。
もっと薄い布で作る場合は作ったほうがいいです。
頭に丸みを出すためのものです。
切れました。トンガリ尻尾版で使う型紙はこちらです。
タオルの表面を使うとすべすべに、裏面を使うとモコモコにできます。
今回のエビフライは衣感を出すためにあえて裏面を使っています。どちらでも好きな方で。
←タオルの表面使用 裏面使用→
表がすべすべで裏はすこしモコモコしています。
②型紙を布に写します。
洗って消えるチャコペンでできあがり線を写します。
細字の油性ペンでも良いですが、たまに色落ちするものがあるのでチャコペン推奨です。
タオルの色で見えにくいときは薄く油性ペンでも。
布のあまり伸びない方向を確かめて、伸びない方向に型紙の矢印を合わせて乗せます。
斜めにすると歪んで合わなくなるので全てのパーツの向きを揃えてください。上下はどちらでもいいですが、毛並みの向きにこだわる方は揃えると良いです。
※型紙同士が近すぎるとぬいしろが足りなくなります。
ぬいしろがきちんと取れる間隔を開けて型紙を配置してください。ぬいしろは1cm位です。
このときにまわりにぬいしろの線もだいたいでいいので描いておくと切る時に迷いません。描かなくても切れる人はいいです。
頭の飾りも型紙を写します。
頭の飾り、裏布はフェルトなのでぬいしろは無しで。
↓裏布の穴の十字の印も描いておきます。
③布を切ります。
ぬいしろの線で切っていきます。隣り合っている所は隣のパーツを切らないように気をつけて。
切ったら切り口を全てコロコロして、切りカスを取ります。表も裏も。余ったほうの布も全てコロコロしておきます。歪んだりちぎれたりしないようにやさしくコロコロしてください。
頭の飾り、裏布も切ります。
切れました。(桜島大根Ver.です)
④背中パーツを縫い合わせます。
☆背びれなどを入れたい場合はここで挟んで縫います。が、基本の背びれ無しを。(背びれ付は後日追記します)
背中パーツを表と表を合わせて重ねます。
中表に合わせ、マチ針で尻尾の先と頭の先を合わせてとめます。
その間も適当にマチ針でとめます。
裏のぬいしろと線もだいたいでいいので確認しながらとめます。裏のぬいしろが少なくないか見ながらとめます。
おしりの「ぬいどまり」の印から頭までL字に縫います。縫い始めと縫いおわりは補強のため必ず数回返しぬいをしてください。特におしり。
縫えました。広げるとこんな感じ
⑤裏布の固定をします。
裏布は端っこがほつれない布であまりぺらぺらじゃなければ何でもいいです。5×7cmあれば足ります。
フェルトが形を作りやすいと思います。
景品で貰ったけど着ないTシャツやお古のTシャツ、フリースでもいいですが、あまりペラペラくにゃくにゃじゃないもので。
本体の前パーツと裏布です。パーツの表裏に気をつけて乗せます。
まず、前パーツを表を上にして置きます。
裏布は裏を上にして乗せます。
まず、裏布の上の印にマチ針を刺し、
前パーツの裏の同じ印に出るように刺します。
下の印もマチ針を刺し、
裏返して同じ印に出るように刺します。
左右も同じ要領で
裏の印に合わせて刺します。
4ヶ所刺せたら全部ぎゅっと押しつけて、前パーツと裏布をぴったりくっつけます。
ぴったり位置を合わせたら、ずれないように押さえたままマチ針をとめます。
とまってますね?
その間もずれないように何ヶ所かマチ針でとめておきます。
⑥裏布の線を縫っていきます。
縫う時は線の上か、少し外側を意識して縫ってください。線より内側になってしまうと顔の穴が狭くなってしまうので内側に入らないように。
↓手縫い。縫い目は適当でいいです。隠れちゃうので。
↓これはミシンで縫いました。
左が裏布Tシャツ、右が裏布フェルトです。
フェルトのほうがしっかりしているので扱いやすいと思います。
☆タオルの場合はタックが必要無いので⑧の穴開け↓に行きます。
☆タオル以外の薄い布の場合はタックを縫うので⑦へ↓(穴開けはあとでやります。)
⑦タックを縫います。
☆タオルの場合は省略 ⑧へ↓☆
タオルの場合、タックを作らなくても見た目ほぼ同じなので、面倒な工程は飛ばしてください。薄めの布で作る場合は付けたほうがいいと思います。
↑左タックあり 右タック無し。違いは無いです。
★薄い布は頭にシワがよると思いますのでタックをつくりましょう。
タックの印の片方に針を刺し、もう片方に出します。
そのまま糸を引くとくっつきます。
そのまま畳んで、数回斜めに縫います。
とめぬいをします。
前身頃も後ろ身頃も4ヶ所ずつ縫います。
こんな感じに丸みがついたでしょうか?
⑧顔の穴を開けます。
⑤で縫った線の少し中をハサミで切り取ります。
縫い目の糸を切らないように気をつけて!
あまりギリギリを攻めないように。
真ん中あたりをハサミでつまんで切れ目を入れます。
そこから線の内側をくりぬいていきます。
絶対に縫い目の糸を切らないように!
あまりギリギリにならないように!
↑切れました。心配な人は多めに残してもいいです。
↑カーブのところにハサミで切り込みをいれます。
縫い目の糸を切らないように!!!少し切れ目を入れればいいです。切れない所は無理をしない!
くり抜いたら裏返します。
そのまま裏布を穴の向こう側に入れていきます。
まわりの布を穴から折り込んでいれます。
向こう側に押しやる感じで。
こんな感じに押しやってしまいましょう。
裏返すとこうなっています。
↑縫い目のピンクの線で折って、外側に畳んでいきます。
↑縫い目の線で折って、指で押しつぶして平らに伸ばします。裏のタオルも伸ばして平らに
潰して折りながらマチ針でとめていきます。
裏のタオルも平らにして外に伸ばすと自然と穴が綺麗に開いていくと思います。折って潰して平らに!
平らに潰して押さえながらぐるっとマチ針でとめていきます。
とめおわったらピンクの点線のところを縫います。
裏の縫い目は見えないので適当でいいです。
表に大きく縫い目が出ないように!
裏は大きくても、表には糸がチクっと出る程度で。
(タオルと近い色の糸ならもこもこに埋もれて目立たないので大きく出なければ見えません)
表側は糸がちく、ちく、と出るくらいにするとタオルのモコモコに隠れて目立ちません。
顔まわりの穴ができました。
※穴の形を変えると好きな形にできます。
真四角に縫ってくり抜いて角に少し切れ目を入れひっくり返すと真四角の穴が作れます。
⑨頭の飾りを縫います。
そのまま挟んでもいいんですが、一手間かけると形がよくなります。面倒な方は⑩へ↓
半分に折って、根本を少し押さえるように縫います。
大根の葉っぱも。
縫ったら開きます。
少し形が変わりました。平らなままで良い人はそのままで。
⑩頭の飾りを固定します。
★大根の葉は幅が広いので葉っぱを畳んで固定します。下記↓↓↓の説明を見てください。
エビフライの尻尾をのせます。
背中パーツはおもてを上にして置き、飾りもおもてを上にして中心の合わせ目に乗せます。
中心に合わせてマチ針でとめ、下の尻尾の羽もとめます。あとで縫うときにマチ針を縫い込まないよう邪魔にならない位置に刺してください。
★大根の葉っぱの固定★
幅が広いのでそのまま縫うと縫い目に挟んでしまいます。(画像は前パーツにつけていますが背中パーツでもどちらでもいいです。背中のほうがセンターがわかりやすいです。飾りの表裏に気をつけて乗せます)
センターと真ん中の葉っぱをマチ針でとめます。
左右の葉っぱを真ん中に持っていって
重ねてマチ針でとめます。
マチ針は縫う時に邪魔にならない位置にとめます。
⑪前パーツと背中パーツを縫い合わせます。
飾りをつけた背中パーツに前パーツの裏を上にして乗せます。おもてとおもてがくっつくように。
中心を合わせてマチ針でとめます。
飾りが中心に挟まっているか確認してください。
中心と両端をマチ針でとめます。
間も何ヶ所かとめます。
端っこと端っこはほどけやすいので必ず返しぬいを数回してください。
飾りのはさまっている部分は、飾りがあとでぐらつかないように、上の部分だけ少し細かく返しぬいをして、飾りがしっかり縫い込んでください。
両サイドはなみぬいで。
丸の部分だけ補強して縫います。
縫えました。うしろはこうなってます。
⑫尻尾の先を裏返します。
トンガリ尻尾の先っぽのぬいしろを少し切って削ります。ひっくり返しやすくするためです。無理っぽかったらやらなくていいです。縫い目を切らないように!
切ったら、
カスをコロコロします。
尻尾の先をひっくり返して
指や鉛筆のお尻などでそっと押して尖らせます。先の尖ったペンなどで押すと刺さって破れたり穴が開くので気をつけてください。やさしく丸みのあるものでそっと押します。
こんな感じになります。
⑬裾をかがり縫いします。
うしろは赤線の部分を縫います。
尻尾の部分はがっつり縫いつけてしまうとトンガリが潰れてしまうので、その横からぬいしろを折ってかがり縫いしていきます。
表に大きな縫い目が出ないように。
うしろもぬいしろを折りながら縫います。
ぐるっと縫ったら尻尾の手前でとめます。
↑こんな感じになってますか?
縫えました。
工程はこれで終了です。
エビフライ着ぐるみトンガリ尻尾バージョン完成です!
生エビフライです。
おつかれさまでした!