ちゅんに着せる着ぐるみの作り方です。
裾と顔出し部分切りっぱなしの簡単バージョンです。
タオルで作ってください。他の布には向いていません。
かなり工程を省いていますので耐久性はありません。とりあえず作ってみたい方用です。
尻尾ありの丁寧に作るタイプは後日別記事で出します。
こちらは前後2枚のパーツで作ります。おしりの尻尾はありません。
←簡単Ver. 尻尾ありバージョン→
尻尾ありバージョンは工程が細かく少し大変ですが、しっかりしています。顔まわりは補強してあります。あとトンガリ尻尾があります。お好きな方法で。
【道具と材料】
・タオル(ポリエステル、100均のふわふわタオル)
・フェルト(頭の飾り用)
・針、糸、ハサミ
・カーペット用コロコロ(100均ので可)
おすすめタオルの見分け方は別記事を見てください。ポリエステルの触り心地の良いものがおすすめです。
【型紙】
尻尾あり版と同じ型紙になってます。
画像の左半分のパーツだけを使います。
・前パーツ
・背中パーツ
・頭の飾りパーツ(エビフライ、大根の葉、トサカ)
の3つのみです。
あとは難しいバージョン用ですので無視してください。
【作り方】
①頭の飾りを作ります。
型紙を写してフェルトを切ります。
※ 型紙には大根、人参の葉っぱの型紙もついていますが、葉が広がっているので縫う時に注意が必要です。
葉っぱを使いたい人は↓一番下を読んでください。↓↓↓↓↓
②型紙をタオルに写します。
タオルの表はすべすべ、裏はモコモコしています。
モコモコさせたい時は裏が表になるように使ってもいいです。好きな方で。
←表のスベスベ面で 裏のモコモコ面で→
タオルはひっぱってみると縦と横で伸びる方と伸びないほうがあります。
タオルを裏にして、伸びない方向に矢印の向きを合わせて型紙を置きます。
斜めに置くと歪むので置く向きは揃えてください。上下はどちらでもいいですが、上下を合わせると毛並みが揃います。
チャコペンもしくは油性ペンの細いほうで裏に滲まないように型紙にあわせて軽く線をひきます。
油性ペンのほうが線が見やすいです。線は縫ったら見えなくなります。顔の穴は切り口から見えるので強く書かないでください。
切るときにわかりやすいように大体で良いのでぬいしろを描いておきます。
簡単バージョンなので裾は切りっぱなしです。
ぬいしろは上と横のカーブにだけつけます。
ぬいしろは1cm位です。
③タオルを切ります。
下は裾の線で切ります。
切ったら必ずコロコロで切りカスを取ります。
残ったあまりのタオルにもコロコロします。
(切りカスで部屋が汚れます)
④顔まわりを切り取ります。
最初に真ん中のあたりにハサミを刺して穴を開け、そこから線に沿って切ります。
切ったらハミ出た所を綺麗に切ります。
コロコロをして切りカスを取ります。伸びたりちぎれたりしないようにやさしくコロコロしておきます。
コロコロして顔まわりがボサボサしたらまたハミ出た所を綺麗に切ります。
整えました。
⑤頭の飾りの位置を決めます。
前のパーツを表側にして置いて、しっぽを乗せます。
上は真ん中に、しっぽの先は顔の穴とのバランスを見て真ん中になるようにして、マチ針で固定します。
※ 大根の葉っぱの付け方は↓最後に記載してます。
⑥前とうしろのパーツを合わせます。
頭飾りをとめた前パーツの上にうしろのパーツを裏面を上にして置きます。
中表、パーツの表と表がくっついた状態です。
裏のパーツと重ねて角と端を合わせます。
裾の角とてっぺんにマチ針をとめます。
裏の線はあまり気にしなくて大丈夫です。ぬいしろが足りなくて裏が外れたりしていなければだいたいでOKです。
間も適当にマチ針でとめます。面倒ですが、縫ってる時にずれることがあるので何ヶ所かとめましょう。
裏のぬいしろも大丈夫そうです。
ぬいしろが狭くなっていたり外れていたら直しましょう。表の線と裏の線はぴったり合わなくても大丈夫です。ぬいしろが足りてるかだけ気をつけてください。
⑦外周をぬいます。
着せるときに広げてほつれやすいので裾の端を補強してぬいます。
まずは、端っこの少し手前から縫いはじめ、下に戻って行き、裾ギリギリまで縫います。
端っこの布をぐるっと回って裏から針を出します。
2回くらいぐるっとやっておきます。
頭飾りの手前まではざっくりなみ縫いで。多少目が荒くても目立ちません。そんなに縫い目を気にしなくても大丈夫。裏のぬいしろがちゃんとあるかだけ注意します。
糸をひっぱり過ぎて布がしわしわになっていたら縫いはじめと縫ったところまでを指で持ってやさしく伸ばします。
糸が伸びて真っ直ぐになったらOK。
縫いながら縮んだところは順次伸ばしながら進んでください。
頭飾りの所まで来たら、そこからは少し丁寧に縫います。
まず飾りがちゃんとセンターにあるか、確認します。もしズレていたらマチ針を外して直します。
頭飾りのところだけ飾りがグラグラしないようにそこだけ返し縫いで、気持ち細かめにしっかり縫っておきます。
頭飾りゾーンを過ぎたら、またざっくりなみぬいをします。
裾の端っこまで行きました。
裾の端っこでぐるっと針を回して端っこをぐるぐると縫います。
2回くらいしておきます。
そこから少し上に戻って止め縫いをします。
全部縫えました
そうっと裏返したら
簡単着ぐるみの完成です。
耐久性はありません。顔まわりと裾は伸びやすいです。着せる時はやさしく着せてください。
おつかれさまでした!
【大根の葉っぱ】
大根の葉っぱは横幅が広いので挟む時に注意が必要です。
前パーツのおもて面を上にして置き、葉っぱを置きます。中心の印に合わせてください。
葉っぱの先は顔の穴の真ん中になるようにしてマチ針でとめます。
左右の葉っぱがはみ出ていて、縫うときに挟んでしまうので畳みます。真ん中に持っていって重ねてください。
細く畳めました。
背中パーツを裏を上にして前パーツと葉っぱの上に乗せます。
真ん中と真ん中を合わせてマチ針でとめます。
葉っぱが真ん中になっているのを確認してください。
ずれないようにとめます。
中の葉っぱをとめたマチ針が縫う線に邪魔になっていたら外して、上からとめ直してください。
あとの縫い方はエビフライと同じです。⑤に戻ってください。